コラム:ペットとの同居で赤ちゃんに与える影響

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犬や猫など、ペットを飼っている家庭で赤ちゃんが生まれた場合、アレルギーや衛生面、安全面など、赤ちゃんへの影響が心配になりますよね。
赤ちゃんが生まれるタイミングで、ペットと赤ちゃんの同居について本当に大丈夫かな?と悩んだ経験をお持ちの方もいるかもしれません。

ペットとの同居は、赤ちゃんが得られるメリットもたくさんあるといわれています。
何よりも、ペットも大事な家族の一員。赤ちゃんが生まれてからも、できれば一緒に暮らしていきたいですよね。

今回は、赤ちゃんとペットの同居で気をつけたいことや、メリットについてまとめましたので参考にしてください。

赤ちゃんとペットの同居で注意すべき4つのこと

1.アレルギーに注意

ペットの毛やフケ、唾液や尿などにより、赤ちゃんによってはアレルギーを発症することがあります。
一般的にアレルギーの症状として多く聞かれるのは、咳やくしゃみ、目の充血やかゆみ、発疹などです。

こうしたアレルギーを起こさないためには、原因となるペットのフケや毛を定期的にシャンプーで洗い流し、ブラッシングでダニを取り除くこと、日々の掃除・洗濯をこまめに行うことが大切です。

また、アレルギーの原因になるペットの毛やダニを除去するために、空気清浄機を積極的に活用しましょう。 空気清浄機は、赤ちゃんとペットの同居のための必需品と言えるかもしれません。

動物アレルギーが発症してしまうと、症状は消失することはないといわれています。
場合によってはペットが入れる場所を制限するなど、赤ちゃんとの適切な生活距離を保つことも必要になります。

2.ペットからの感染症に注意

動物は、たくさんの細菌やウイルスを持っています。
ペットから人にうつる感染症には、命を脅かす危険があるものも含まれるので特に注意が必要です。
予防のためにも、ペットの定期的な予防接種は必ず受けるようにしましょう。

主に猫が感染源とされている、トキソプラズマ症も注意しなければならない病気です。
トキソプラズマ症は赤ちゃんや幼児に感染した場合、臓器に重篤な症状を起こすことがあるほか、脳炎や神経系疾患などを引き起こす恐れがあるといわれています。
猫のフンが感染源となることが多いため、赤ちゃんをフンに近づけないことはもちろん、猫のトイレを掃除した手で赤ちゃんを触らないよう徹底しましょう。

3.衛生面に注意

ペットは常に地面や床に接して生活しているため、汚れやすいといえます。
人間のように自ら清潔を保とうとすることもないため、飼い主が衛生面の管理を行う必要があります。

日常的な掃除や洗濯はしっかりとこまめに行うことはもちろんのこと、特に毛が抜けやすい季節は、毎日掃除機をかけることをおすすめします。
カーテンや布団、絨毯はペットの毛がつきやすいため、これらも定期的に洗濯・掃除を行い、部屋の中を清潔に保つよう心がけましょう。

さらに、赤ちゃんはベビーベッドで寝かせるようにし、寝室はペットとは別の部屋にしましょう。ベビーベッドを使用すると、ペットが赤ちゃんの上に飛び乗る危険や、ホコリやチリを避けることができます。

4.ペットのしつけに注意

赤ちゃんとペットの同居には、しっかりとペットをしつけることが大切です。
ペットの基本的なしつけは当然ですが、ペットがむやみに赤ちゃんを舐めたり、手をかけたりすることがないようしつけることで、赤ちゃんとの共同生活がより安心できるものになります。

赤ちゃんから目を離さなければならないときは、ペットを一時的にゲージに入れ、むやみに接触することがないようにするなど、万が一の事故が起きないように管理することも時には必要になるかもしれません。

赤ちゃんとペットが一緒に暮らし始めて日が浅い時期は、最初は赤ちゃんをしっかりと抱いて安全を確保した上で、ペットに匂いを嗅がせる程度のコミュニケーションから始めて、少しずつ慣れさせると良いでしょう。

また、ペットのメンタルをケアすることも大切だといわれています。
赤ちゃんが生まれ、両親の関心が赤ちゃんにばかり向いてしまうことは、ペットにとっては寂しさのあまりストレスとなってしまうことがあります。
ストレスによってペットが赤ちゃんを攻撃した、なんていう話もゼロではありません。
赤ちゃんが生まれても、これまでと変わらない愛情を持ってペットに接してあげましょう。

ペットとの同居で赤ちゃんが得られるメリット

1.赤ちゃんの心の成長によい影響を与える

赤ちゃんのころからペットと触れ合うことで、子供の感情や情緒を豊かに育むことができるといわれています。

生きものから嬉しい・悲しいなどの感情を学び、思いやりや命を大切にする気持ちが身につきます。
ペットの存在が、赤ちゃんの心の成長によい影響を与えてくれるのです。

2.赤ちゃんの免疫力の向上

ペットを飼っている家の子は、飼っていない家の子に比べて、風邪をひくことが少ないといわれています。

はっきりとした因果関係は解明されていませんが、赤ちゃんのころから、日常的にペットが持っている弱い細菌に触れることで、免疫力が向上しているからだと考えられています。

3.ペットが赤ちゃんを守ってくれる

犬や猫は母性本能が強く働くといわれ、赤ちゃんを優しくかわいがってくれます。

赤ちゃんが泣いていたり、何か大きな音がしたら、真っ先に赤ちゃんの元に駆けつけてくれるペットの姿を、テレビなどで見たことがある方もいるかもしれませんね。
こうしたペットの行動は、赤ちゃんの精神的安定にもつながります。

4.ペットの癒し効果で育児疲れ知らず

赤ちゃんはかわいいけれど、育児は思い通りにいかないことも多く、お母さんはイライラしたり悲しくなったりと、ストレスや疲れを感じてしまうこともあるでしょう。
そんなときには、ペットとふれあってみてください。

動物とのふれあいによる癒し効果は「アニマルセラピー」とも呼ばれ、不思議と気持ちが落ち着いたりストレスが軽減されたりなど、確かな効果が立証されています。

お母さんの気持ちが癒されることによって、また育児を頑張ろうと思えるはず。結果として赤ちゃんも喜ぶポジティブな連鎖が生まれるでしょう。

まとめ

ペットと一緒に暮らすことは、赤ちゃんの成長によい影響が多いと言えるでしょう。
しかし、赤ちゃんが健康に成長するために、アレルギーなど赤ちゃんの体質に合わせて生活をすることが大切になります。
ペットとの同居が不安な場合は、一度医師に相談した上で、これからの生活を考えていきましょう。