当院では、外来での妊婦検診から出産に至るまでのお世話をさせていただいております。 1972年の開院以来、数多くの出産にたずさわり、地域の皆さまとの深い絆をつくりあげてまいりました。 当院でお生まれになった赤ちゃんが立派に成長され、今度はお母さんとしてご来院されるというケースも決してめずらしくありません。

現在は、医師1名による医療体制と最新の医療情報や機器を導入し、より安全なお産をめざしております。 また、これまでと同様にコミュニケーションを大切にして、妊婦さんの健康管理を充実させるよう、 マタニティホールでの母親学級を通して、しっかりとサポートしています。

妊婦健診について

妊婦検診におきましては、毎回診療時に超音波検査を実施し、ご希望があればご家族の方もご一緒にご覧いただけます。(赤ちゃんの性別の確認もご希望があれば随時行います)その他、妊婦さんに必要な血液検査等も時期を決めてきめ細かく対応しております。

また、ご実家の方での分娩を考えていらっしゃる妊婦さまに対しては、当院での検診が終了する時点で、分娩をされる医療施設への紹介状を書かせていただきますので、遠慮なくお申し出いただければと思います。

尚、当院は埼玉県にございますが、東京都練馬区および清瀬市に在住の妊婦さまは、母子手帳とともに配布される、東京都の「妊婦健康診査受診票」の使用が可能です。

定期健診スケジュール

妊娠週数
検診頻度
初診〜妊娠12週まで
(4ヶ月まで)
1〜2週間に1回
妊娠12週〜妊娠27週まで
3〜4週間に1回
妊娠28週〜35週
(8〜9ヶ月)
2週間に1回
妊娠36週〜39週
(10ヶ月)
1週間に1回

※出血またはその他の異常があった時は、その都度ご来院ください。

当院では自律呼吸法による自然分娩を務めております

当院では分娩に対する基本方針として、赤ちゃんおよびお母様の健康状態に問題がない限り、自然分娩かつ会陰切開を極力行わないように努めております。 すなわち、私ども医療者側の都合で予定日前に計画分娩を行うことは一切ありません。

ただし、分娩の進行状況により明らかな医学的適応があると判断した場合は、その旨をご説明の上、陣痛促進剤を使用させていただいたり、途中で帝王切開分娩に切り替える場合がございます。

当院で分娩をされる方へのご確認

当院の分娩に当たっては原則的に院長が対応致しますが、以下の点につきまして事前にご了解を頂ければと思います。

1.帝王切開分娩を行う場合は、院長一人では対応せず応援の先生を当方で依頼し、必ず最低2名の産婦人科医師で対応いたします。

2.院長の学会出席などの場合に、院長が依頼した産婦人科医師が、分娩業務を対応する場合があります。 その場合でも基本的な方針に齟齬がないように、逐次院長と連絡を取って対応いたしますので、ご安心ください。

ー分娩予約について

当院受診中の方

当院で分娩を希望される方は、12週頃までにはお申し出ください。 それ以降でも受付は致しますが、分娩予約が多い月ではお断りさせていただく場合がございますので、ご留意ください。

里帰りの方

まず早急に分娩を希望する施設に連絡を入れて、必要な手続きを行ってください。 当院最後の検診時に紹介状を発行いたしますが、それ以前でも紹介状が必要な場合はお申し出ください。

他院で分娩希望の方

転院を希望された時点でお申し出下さい。紹介状を発行いたします。

ー分娩費用について

正常分娩
約58万円前後
帝王切開
約60万円前後

※祝祭日・早朝深夜は割増料金になります。 ※日中の分娩でも、状況等によって上記費用に割増が発生する事がございます。その点予めご了承ください。 ※当院は全室個室をご用意しております。

入院病室の空き・予約状況カレンダー > 入院病室の空き・予約状況カレンダー >

手術について

ー 帝王切開術について

分娩の進行状況により、また骨盤位・狭骨盤・前回が帝王切開分娩など自然分娩が困難と判断した場合には、当院では帝王切開術を行っております。
ただし、赤ちゃんの状態や妊娠高血圧症候群などでお母様の状態がよくない場合などには、当院から近隣の医療施設(国立埼玉病院、防衛医大病院など)をご紹介させていただくこともございます。

ー 子宮内容清掃術・人工妊娠中絶手術

流産後の処置(子宮内容清掃術)や妊娠3カ月以内の人工妊娠中絶手術も行っております。
尚、人工妊娠中絶手術を希望される場合は、あらかじめ外来にてご診察の上、施行日や施行方法を決定致します。
また、妊娠12週以降の中期人工妊娠中絶に関しては、当院では行っておりません。

その他 産科関連コンテンツ

牧田産婦人科用語集