当院からのお知らせ(新着情報)

避妊方法の種類とそれぞれのメリット・デメリット

避妊方法の種類とそれぞれのメリット・デメリット

日本では、いまだに多くのカップルが「コンドーム」を使用した避妊方法を選択しています。
コンドームは男性が主体となって避妊する方法ですが、女性が主体となる避妊方法にも「ピル」や「避妊リング」といった様々な選択肢があり、それぞれメリットやデメリットがあります。

妊娠を望まないカップルにとっては今後のライフプランを守るためにも避妊はとても大切ですので、正しい知識を持ってパートナーと話し合ってみましょう。

避妊方法の種類とメリット・デメリット

ここでは、日本で用いられている避妊方法をメリット・デメリットも合わせて解説いたします。
コンビニやドラッグストアで購入できるものから病院で処方してもらうものなど様々ですので、ぜひ参考にしてご自身やパートナーに合った避妊法を選択してください。

コンドーム

日本で最もポピュラーな避妊方法である「コンドーム」は、男性器にゴム製の袋を被せて装着し、物理的に精子が腟や子宮に侵入するのを防ぐ避妊具です。
安価な値段でコンビニやドラッグストアなどで手軽に購入でき、副作用も少なく性感染症を予防できるといったメリットがありますが、コンドームによる避妊は男性の協力が必要不可欠となります。
また、性行為中に破れたり外れたりする危険がある点や、正しく装着していないと避妊効果が得られなくなりますので取り扱いには注意が必要です。

低用量ピル(OC)

世界的に普及している「低用量ピル(OC)」は女性ホルモンを含んだ薬剤であり、毎日服用し続ける避妊方法です。
使用するには医師の処方箋が必要となりますが、女性が主体となって行うことができ、正しく服用することで排卵を抑制することで高い避妊効果が期待できます。
服用方法は1日1回と分かりやすい一方で、毎日飲み続ける必要があります。飲み忘れが多いと効果が低くなってしまう点には注意が必要です。
また、人によっては、嘔気・嘔吐、不規則な出血、乳房痛、片頭痛の悪化などの副作用が出る可能性があるため、服用できない場合があります。

避妊リング

 その名のとおり、子宮内に避妊用の装具・器械を取り付けて妊娠を防ぐ方法です。現在は「IUS(子宮内黄体ホルモン放出システム)」と「IUD(子宮内避妊器具)」があります。
「IUS(子宮内避妊システム)」は、避妊効果をサポートする黄体ホルモンを持続的に放出して、避妊効果を高めます。女性が主体となって行える避妊方法であり、一度の装着で3~5年程度の効果が見込めるので長期間の避妊効果が期待できます。
しかし、装着・取り外しには医師による処置が必要なほか、生理の量が多い人では、知らないうちに子宮から離脱してしまうことがあるため、定期的な検診が必要です。
また、10代から20代はじめの若い世代やそれ以外の世代でも、妊娠・出産経験がないと子宮内へ取り付けられない場合があります。

リズム法

「リズム法」は基礎体温を測定して妊娠しやすい排卵期を予測し、その時期は性行為を行うのは避ける避妊方法です。
女性主体で行える方法であり、特別な避妊具や薬を使用する必要もなく婦人体温計があればすぐに行える手軽さや、副作用がないといった様々なメリットがある一方で、あくまで予測なので避妊効果は確実ではないデメリットがあります。
また、毎朝きちんと測定する必要があるほか、発熱や過労、ストレスなどによる影響で排卵日がずれることもあるので基礎体温だけで確実に特定するのは困難です。

避妊手術

「避妊手術(不妊手術)」は女性の場合は卵管、男性の場合は精管を糸で結ぶ又は切断する方法です。
半永久的にほぼ確実に避妊が可能な方法ですが、一度手術してしまうと妊娠機能の回復が難しいためあまり普及はしていません。

緊急避妊薬(アフターピル)

万が一避妊に失敗してしまった又は避妊をせずに性行為をしてしまったときは速やかに対処する方法として、「緊急避妊薬(アフターピル)」を用いる避妊法があります。
性行為後72時間以内に服用することで約80%ほどの確率で妊娠を防ぐことができるといわれていますが、医師の処方が必要となりますので性交後可及的速やかに相談してください。
また、緊急避妊薬(アフターピル)を使用する事態自体を避けるためにも、上述のような基本的な避妊法は必ず行うようにしましょう。

腟外射精や「安全日」に行う性行為は間違った避妊方法!

コンドームを装着せずに性行為をして腟外射精をする方法や、排卵後や生理中を「安全日」と考えて避妊せず性行為を行うのは間違った方法であり、妊娠する可能性が十分あります。

腟外射精は射精しなくても腟内に精子が入っていることがあり、避妊しなくても妊娠しない絶対的な「安全日」という日はないため避妊は必ず行いましょう。

避妊しても妊娠する可能性があることを理解しておこう

妊娠を望まないカップルの場合、パートナーと一緒にメリット・デメリットを考えながらライフスタイルに合った避妊方法を選択するのが大切ですが、どのような方法であっても完璧に避妊ができるわけではないことを理解する必要があります。

避妊具が正しく使用できていなかった場合など、避妊に失敗する可能性は常にあると考えて、念のため女性はピルを服用し男性はコンドームを必ず装着するといった2重の避妊方法を心がけるとさらなる効果が期待できますので、日頃からパートナーとよく話し合っておきましょう。

当院でも、避妊に関するアドバイス・指導を行なっていますので、ぜひお気軽にご相談ください。